「チチキトク」と書きましたが、その翌々日の早朝、他界しました。
父親の容体悪化の報を木曜日に受け、金曜日には仕事を休み、用事を済ませ、美容院に行き、いつでも動ける体勢を整えました。しかし、土曜日の早朝、死去の電話が来ました。
母親の話によりますと、水曜日に父親本人が体調が悪いから、病院に行きたいと。そこでタクシーで行きつけの病院に出向いたそうです。その時、「もし死んでも誰にも知らせるな。直接、火葬場に」と言ったそうです。嫌な予感があったのでしょう。
そして病院に着いた後、呼吸困難、意識不明に陥り、三日後に亡くなりました。死因は、肺炎でした。
しかし、死んでも誰にも知らせない、などということはできないので、私にも連絡が来たのです。
すべての段取りは親が会員になっていた葬儀専門の会社にすべて任せていました。葬儀社の人の話を横で聞いていますと、オプションの山盛りで、葬儀代がだんだんつり上がって行きます。母親は、死んだ父親が稼いだ金だから、と言い、言われるまま。結局、総額200万円ほど。ほかに戒名代も70万円という言い値を受諾。しかし、私は何も文句を言える立場ではありません。お金を払うのは、死んだ父親ですから。
数時間後、付けられた戒名を見ましたが、なかなかいいとは思いました。高いだけのことはあります。
いずれにしましても、これからしばらく、さまざまな現世の仕事があります。一番面倒そうなのが、父親の銀行口座の処理です。