無事、Google play booksから、電子書籍を出刊しました。
当初、Amazonから出そうと考えていたのですが、日本語縦書きのePubはいまだ問題を抱えていて、きちんと対応していないデバイスもあるようです。また、小説のように本文と無関係の挿絵が入る程度の書籍であるなら、ePubでもいいのでしょうが、画像の説明と本文が関連する場合は不向きです。
Amazonにおいては、出版社向けのシステムは良好なようですが、個人向けのシステムには問題があると言われています。また、ePubの固定レイアウトにしますと、ファイルサイズが巨大になりますが、Amazonでは、ファイルサイズの上限が50メガ。とても収まりませんでした。
また、印税支払いのシステムも複雑です。そもそもアメリカに納税免除の申請をする必要があるのです。もしこれをしないと、30%課税されます。日本と二重課税ですから利益など出ません。
書籍ファイルのダウンロードについても1メガ当たり10円とか課金されるようで、結局のところ売り上げのほとんどをAmazonに持って行かれます。
一方、Googleは、pdfの入稿を受け入れていますし、ISBNも不要で、印税の支払いにおいても日本国内の銀行に対応しています。ちなみにAmazonもISBNがなくても出刊可能です。AppleはISBN必須のようです。
Googleは電子書籍を出す敷居がかなり低い。そこそこの技術があれば、誰でも電子書籍を出刊できると思います。