ここのところ一太郎は毎年バージョンアップしています。「創」「承」と漢字の呼び名が付きだし、今回は「玄」です。次はどうするのか。ネタ切れになりそうなのが心配です。
今回も前回もバージョンアップした理由は、epub対応であること。また今回は、発売後のアップデートで、amazonの電子書籍の対応ファイル形式「mobi」へ直接書き出しができるようになったことです。
まだインストールが終わったばかりで、まったく使っていませんが、mobiデータ作成がうまくいくのなら、電子書籍発刊の敷居がかなり低くなります。楽しみです。
一太郎を使用し始めたたのは1993年。バージョン5で、Windows 3.1の時代でした。かれこれ20年のお付き合いになり、ヘビーユーザーのつもりです。
20年前、初めてワープロソフトを購入するため、秋葉原にデモを見に行きました。縦書き機能が必須と考えていたのですが、当時のMSワードは縦書き設定にすると、横書き表示のままで文字だけ横に寝るというお粗末な仕様で、一太郎の比較の対象にもなりませんでした。
ところが、バージョン6のできの悪いこと。ウワサによるとマイクロソフトが一太郎をウインドウズの標準IMEにすべく動いたのですが、ジャストシステムに断わられたため、人材引き抜きなどさまざまな嫌がらせがあったそうです。
バージョン6があまりにもできが悪かったので、すぐに6.3がでたのですが、これが有償であったことは今でも許せないと思っています。
その後、関西弁を変換できるとか、変な機能を強化し続け、迷走し、創業者・浮川夫妻もジャストシステムからいなくなりました。ワープロ自体の進化も頭打ちのような感じでしたので、あまりバージョンアップの必要性も感じない状態が続きました。
そして、2年ほど前から、ちょっこし買いたくなるようなバージョンアップが行なわれるようになり、この3年、連続でバージョンアップしています。
ちなみに、一太郎の変換効率は最高という評価をしている人が多いと思いますが、昔に比べて多少悪くなっているように感じています。
一太郎「玄」