北方四島の返還問題は、日ロの懸案ですが、プーチン大統領も言っているように、過去から引き継がれている問題になってしまっています。それを安倍総理、そして森元総理が奔走して、少しでも日本に有利に話を進めようとしている最中、TBSの緒方誠という名前の記者が、両首脳の交渉内容の現状を聞いた後に、あらかじめ用意された印刷物を見ながら、プーチン大統領に質問を投げかけました。
次はプーチン大統領の返事です。多少意訳が入っていますが、本質を突いていると思います。
「原稿読みながら言ってるね。それ書いた奴に言っとけ。領土は解決すべき過去の遺産なの。いつやるのか。すぐでしょ。日本が協力したいなら環境整備・信頼醸成だよね。妨害する方法もあるよね。こういう風にわざと感情的な質問して感情的な回答をさせるとかさ」
プーチン大統領は、KGB(ソ連国家保安委員会)出身ですから、日本のマスコミが反日の動きをしていることは当然ご存じでしょう。ですから上記のように多少オブラートに包んだような表現がされているのではないかと思います。
TBSの緒方誠という記者は、せっかく日本とロシアが北方領土返還の交渉にはいっていることに難癖を付け、邪魔しようとしているような質問をし、プーチン大統領にやり込められたようです。
そもそも、外交交渉の首脳会談のあとの記者会見で、首脳会談前にあらかじめ用意した質問を垂れ流すのは、日本のマスコミの能力の低さを露呈していると思います。首脳会談の内容を吟味した質問をするのが本筋でしょう。
もしこれで北方領土返還交渉が滞ることになったなら、TBSはどう責任をとるつもりなのでしょう。
緒方誠という記者は即刻解雇が適当であると思います。
プーチン大統領の図抜けた言語能力、身体能力、そして政治力は認めざるを得ません。
日本にはレベルの低い記者がマスコミの中枢にいることを世界に知らしめた、TBSの緒方誠記者のご尊顔。プーチン大統領に質問するのは100年早い。