1週間ほど前、インクジェットプリンターが故障したので、約8年ぶりに買い換えました。インクジェット
プリンターは、ずっとエプソンの製品を使っていたのですが、初めてブラザーに乗り換えました。
ブラザーは本社が名古屋という珍しい会社です。元はミシンの会社だったのですが、1982年頃に確か10万円ほどで日本初のパーソナル・ワープロを発売したことがあり、先進的な部分もあります。当時、在籍していた職場の関係でブラザーとは縁があったため、そのパーソナルワープロは発売と同時にいただき、使用していました。
さて、なぜブラザーに乗り換えたかというと、一番は印刷速度がエプソンの同価格帯の製品より4、5倍速いのです。モノクロで文字原稿を数百枚単位で印刷することが多いので、速さは魅力です。また、インクが4色なので、ランニングコストも多少低くてすみます。スキャナー機能が付いているのも、ひかれた理由になりました。
昨日、新宿ヨドバシカメラで購入し、自宅に戻り、早速、使用のための設定を始めたのですが、今までと少し勝手が違いました。パソコンにつなぐ前にインク・カートリッジを設置し、印刷テストもしてしまいます。いつもマニュアルはあまり見ないのですが、今回は見ました。
ドライバーをインストールする段になって初めてパソコンとプリンターを接続します。Wifi接続もできるのですが、USB接続を選びました。こうした初期設定の段取りは、合理的なのですが、わかりにくいところがあるかも知れないと感じました。
つまり、プリンターを買ってきて、すぐにPCにつないで、ドライバーをインストール。そして印刷テストというのがエプソン流で、このほうが直感的にはわかりやすいのではないかと思います。
実際に使ってみたのですが、確かに驚異的に速い。最高画質に設定すると今までのエプソンのプリンターより多少速い程度ですが、高画質では、本当に速い。文字原稿の印刷では高画質で十分なので購入して正解だと思いました。
まだ機能を使い尽くしてはいませんが、両面印刷をしてみたら、裏と表で天地が逆になってしまいました。
また、紙は内部カートリッジに装填するのですが、最大100枚ほど。ちょっと少ないのは難点です。ただ、紙切れを起こした時の処理はスムーズでしたので、問題にはならないようです。
印刷中止は、エプソンではPCから行なっていましたが、ブラザーは、プリンターのボタン操作です。これも試してみたのですが、少し待たされますが、問題はありません。
また、ワープロの印刷開始ボタンを押してから、印刷が始まるまでにしばらく時間がかかります。おそらく印刷スピードを上げるために、印刷データをプリンター内で最適化しているのでしょう。
あと気になるのは耐久性です。エプソンのプリンターは故障までに8年。数千枚、ひょっとしたら1万枚を超えるほど印刷しましたので、十分な耐久年数です。お疲れさまと言いたいくらいです。
ブラザー・インクジェットプリンターDCP-J940N-B。
白と黒の2色あります。発売年月日: 2012年9月6日。