関東大震災の時、当時の文化人が「天譴論(てんけんろん)」として、関東大震災は天罰であったという議論を巻き起こしたようです。そして東日本大震災の時に、石原都知事が同様の論を発表したところ、過去の文化人の動きに無知なマスコミは、いっせいに石原都知事を叩きました。
確かに、天罰という表現はいかにも宗教的で叩かれてもしょうがない部分はありますが、天罰と表現はしても、日本人特有の自然に対する価値観が根底にあることを理解すべきだと思います。
また、佐々淳行氏が歴史を検証し、東日本大震災の後、「政治が不毛であると、こうした大災害にみまわれる」といったことを述べられていました。大震災の時の総理は菅さんですから、説得力があります。
さて最近、東京直下型の大震災が迫っているとたびたび報道されます。関東近辺に地震が増えています。いずれ震度6か震度7くらいの大地震が東京を襲うことになるのは間違いないでしょう。それはいつかなのかは科学的に予測不能です。
佐々淳行氏の論に、科学を超えた真理があるとするなら、石原都知事の在任中は、東京にそうした大災害はないのではないかと、思ったりしています。
気休めでしかありませんが。
ちなみに、石原都知事の任期は、2015年4月22日までです。