ふかわりょうさんが、今騒がれている韓流偏向に苦言を呈したのは、ラジオのようで、YouTubeに、静止画とともに音声がアップされています。テレビ局は芸能人にとって大事な職場ですから、覚悟の上の発言だと思います。
このなかで「テレビは時代を映すメディアではなくなった」といわれていることが印象的です。
私はテレビは一日30分も見ません。まったく見ない日もありますが何も困りません。ネット、新聞、雑誌、週刊誌など、ほかに情報源があるからです。同じような生活を送っている人は、かなりの数いるのではないかと思っています。
子供の頃は、テレビを見ていないと友達との話の輪にも入れなくなるほど、圧倒的な影響力がありました。テレビを見ることは、その時代に生きていることに同期していたように思います。
ところが、「テレビ番組が面白くなくなった」といわれ始めて久しいのですが、いっこうに番組の質が改善せず、それどころか悪化の一途。そして、挙げ句の果て、韓流ばかりで番組編成をするというフジテレビがあらわれ、今回の騒動になっているわけです。いっそのことフジテレビは「韓流専門チャンネル」になってしまったほうが、わかりやすくて誰も騒がないと思うのですが。
どうしてこうなってしまったのでしょうか。ゴールデンアワーの番組の視聴率が、どうして一桁になってしまったのでしょうか。
ふかわさんがちょっと触れているように、放送局の経営のための手段、つまりお金の問題が大きいのではないかと思います。韓流偏向は韓国政府から資金が流れているからだというウワサもあるようです。
また、放送局は国に電波使用料を払っているのですが、例えば問題のフジテレビの場合、
・電波利用料(A):3億5400万円
・事業収入(B):1717億円
・Bに占めるAの割合:0.21%
このように、事業収入からすると電波利用料はタダみたいなものなのです。
こうした美味しい事業ですから、一般企業に比較すると社員に高額の給料を払うこともでき、さらに利益をあげるため、番組制作は下請けに回し、経費削減を図ったため、だんだん番組の質の低下を招いたのではないかと思います。
また電波使用の権限は既得権益ですから、地デジ化されてもこの仕組みは温存され、こうした番組の質の劣化に歯止めがかけられていないのです。
まあ、テレビは見ないので、自由にやっていただいてかまわないのですが、このままでは、テレビは斜陽産業の仲間入するのは、確実であるのではないかと思います。
【追記】ふかわりょうさんの発言がネットでニュースになりました。