ニュージーランドの地震の報道が駆け巡っていますが、その報道姿勢に対してネット上で批判の声が上がっています。
フジTV「とくダネ!」で、大村正樹リポーターが、サッカー選手であった19歳の奥田建人さんに、救出のためやむなく右足切断されたことについて、「どんな気持ちか?」と問いただしました。
傷口に塩を塗る、という言い回しがありますが、まさにそれでした。ちょうどTVを見ていましたが、大村正樹リポーターは「血も涙もない人」であることがわかりました。
被害者の奥田建人さんが、「命があるだけで…」と答えてくれたので、大村正樹リポーターは、自身の質問の情け容赦のなさに気づかされることなく、電話インタビューは終わりました。
右足を切断したばかりの人に、普通はこうした質問はしません。これはTV局に関わっている人の、仕事上の特殊な価値観がさせたことでしょう。
ではこの価値観は一般的に通用するのか。そうではないと思う人が圧倒的に多いので、ネット上で批判の声が上がっているのです。
現状では、こうした大災害の時、すぐに駆けつけて取材ができるのは大手マスコミしかありません。しかし、この大手マスコミが、大多数の人と異なった価値観を元に取材していては、TV離れ、新聞離れを招くだけだと思います。
ネットの力で、政府が転覆することもあるご時世ですので、一リポーターをテレビに出られなくすることくらいは朝飯前でしょうから、アナウンサー、リポーターは発言に注意をしましょう。
ただ今回の場合は、大村氏の人間的な本質に根ざした問題なので、本人がいくら謝罪しても無意味であると思います。
ニュース元大村正樹リポーター