TV、新聞では、定期的に内閣支持率を人気投票のような扱いでネタにしています。その調査法は、固定電話と面接だそうです。
夜遅く固定電話に電話をかけるわけにはいかないでしょうから、データ収集は、昼間、せいぜい夕方の早い時間帯になるでしょう。この時間帯に、自宅にいる人はどのような人でしょうか。自営業、専業主婦、引退後の高齢者がほとんどと考えられます。かなり偏っています。
TV局の関係者が、公平性を保つためのサンプリングを行なっているようなことを言っていましていましたが、この調査対象でサンプリングが成立するとは思えません。
面接の場合、経費削減と某TV局の社長が号令をかけている現在、どれほどの人員を動員し、時間を割いているのか疑問です。
また、世論調査と銘打っている以上、母数、年齢構成、職業構成は、最低限公表する必要があると思います。このあたりを曖昧にしたままでは信ずるに値しません。
報道の正当性の根拠を、根拠不明の数字の力に頼っては、世に害悪をもたらすことになります。
ご存じのようにネットでも常時アンケートが行なわれています。時間帯は二四時中で、パソコンを日常的に使っている世代ですから、マスコミのアンケート対象よりは平均年齢は低いであろうと推察されます。
ネットでの世論調査の母数は正確にカウントされますが、年齢構成、職業構成は不明の場合が多いとは言えます。
マスコミに比較して決定的な違い、母数です。ネットではすぐに数万単位となります。マスコミの調査は人海戦術ですので、せいぜい数千。
先日
このブログでも触れたマスコミとネットの世論調査の結果が真逆である奇妙な現象があることについて、
今日新聞でも取り上げられていたので、再度こうして取り上げました。